せっかく書くなら、内容の届く文章に仕上げたいですね。
伝わりやすい商品説明は、売上アップにも役立ちます。
簡単な例文で説明していきます。
機能面、デザイン面、そしてどうやら人気がある椅子のようです。
しかし、これでは単純すぎて魅力を感じません。
そもそもどんな時に使う椅子かわかりません。
ひとつの文でひとつの内容を伝える
アレコレ言われると頭に入らないので、まずは分解します。
ひとつの文ではひとつの内容を伝えるようにしましょう。
オシャレなデザインです。
今年はすでに50,000脚販売しています。
機能のこと、デザインのこと。人気があること。3つに分けました。
ここから肉付けしていきます。
具体的に説明する
どういうことなのか、詳しく伝えられることがないか考えていきます。
「シンプルで都会的」があれば、「オシャレ」という抽象的な説明がいらなくなります。
伝えたいことを直接伝える
伝えたいことを回り道している部分はありませんか?
この文で伝えたいのは「人気」ですが、販売個数を伝えています。
これでは「50,000個販売している→たくさん販売している→人気がある」とお客さんに考えてもらわないと、魅力が伝わりません。
もう1つの問題は、「50,000個」が多いのか少ないのかという判断は人によって違うこと。
50,000個を「多い」と思ってもらわないと「人気がある」につながりません。
メリットを伝える
お客さんは機能やデザイン自体を求めているわけではないという考え方です。
お客さんは商品を購入することで、何がしたいのでしょうか。
メリットは「ある」ことだけに限りません。
「しなかったこと」がメリットになる場合もあります。
例えば、下の文を追加してみます。
動作を考えて、あえて肘掛けをつけていません。
画像がないということもありますが、
この文があって初めて、オフィスにあるような、机と一緒に使う椅子だと分かります。
チラシの場合は、メリットをイメージ化したものを使うのが良いと言われています。
今回の例では、書斎やオフィスで、椅子に座ったまま伸びをするビジネスマンの画像が良さそうです。
ターゲットを絞って説明する
ターゲットを絞って説明するとメッセージが明確になり、心を動かすことができます。
動作を考えて、あえて肘掛けをつけていません。
忙しいビジネスマンの動作を考えて、あえて肘掛けをつけていません。
心に響く文章を発信するために
細かいテクニックは他にもあるので、一部をご紹介しました。
つなげると、初めに挙げた例文はこのようになります。
デザインにはシンプルで都会的なオシャレさがあり、お部屋の雰囲気を邪魔しません。
引き出しの書類へ手を伸ばす。席を立つとき机におさめる。
忙しいビジネスマンの動作を考えて、あえて肘掛けをつけていません。
今年はすでに昨年の2倍である50,000脚を販売している人気商品です。
文章の見直しに役立てていただけると嬉しいです。
お客様のビジネスに関する文章も、色々な角度から検討してご提案します。
お話しながら一緒に考えていくと、商品の新たな魅力やビジネスの方向性が見つかることもあります。
お客様には喜んでいただけて、こちらとしてもやりがいを感じる瞬間です。
チラシやブログがうまく書けなくて迷っている方はご相談ください!